番外編: 急性リンパ性白血病(6) 維持療法
2009年10月22日(木)から長男坊の「維持療法」が始まった。最初なのでロイケリン(メルカプトプリン)は標準量ということで一回分として33mg(ロイケリン散10%×0.33g)を処方され、2週間後の血液検査でそれが適量かどうか確認・調整する。これは毎日一回。加えてメソトレキセートを週に一回、2.5mg×8錠。薬局で錠剤を粉砕してもらって服用する。「普通の調剤薬局にこの処方箋を出すと驚かれるかもしれませんが、この量で正しいです」とわざわざ先生が言って確認したくらい結構な量らしい。
2週間後の11月5日(木)に再び外来で成育に行き、血液検査を済ませてから診察。やはり白血球数が4,540/㎣と、基準の4,000まで下がりきっておらず、ロイケリンを40mgに増量することになった。次は3週間後の外来で確認する予定。この日の血液検査では新型インフルエンザの予防接種ができるかどうか確認するため、IgG(免疫グロブリンG)の量も調べた。インフルエンザワクチンの皮下注射では血中の抗体IgGにしか免疫がつかないので感染自体は防げないそうだが(感染ルートの鼻・喉の粘膜では主にIgAが免疫として作用)、肺でのウィルス増殖にはIgGが作用するため、長男坊のように免疫抑制剤を服用している患者にとっては重症化リスク低減のメリットが大きいということだ。1ヶ月前は「推奨しない」と言われたが、このところ新型が猛威をふるっているので出来るだけワクチン接種したほうが良いという判断に変わったのだろう。このときの長男坊のIgGは、336mg/dl。これはまだ標準値に比べれば低い水準で(500あれば安心らしい)、インフルエンザワクチンに対して抗体ができるか微妙な値のようだ。しかし、新型インフルエンザのリスクを考えると予防接種を受けておく方が良いという判断で、優先接種の証明書を発行してもらった。ただ、主治医いわく、成育でも新型インフルの予防接種についてはっきりした見通しが立っていないため、次の外来(11月26日)のときに可能であれば接種するけど、もし地元のクリニックなどで早めに受けられそうならそちらを予約して受けてしまった方がよいとアドバイスされた。
問題は「地元」のクリニックや病院に問い合わせてみても、全くらちが明かなかったことだ。神奈川県や川崎市のホームページには11月16日から優先接種が開始とあるが、病院側ではいつ新型のワクチンが入荷するのか不明なので予約もできないという返答ばかり。そうこうするうちに、府中のママの実家近くのクリニックが予約を受け付けているという情報がばぁばから入り、ばぁばが直接話をつけに行ってくれて11月17日の予約が取れた。そこでは3歳の次男坊も同時に打てることに。ただし2回目の接種までは予約できないので、それは地元の状況も見て考えることにした。
(川崎の自宅近辺の病院・クリニックでも、ようやく13日になって新型の予防接種についてHPで告知を始めたところが出てきた。今はまだ混乱してそうなので問い合わせを控えているが、もうしばらくして落ち着くことを期待している。)
