2008年3月30日(日)、秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」に乗りに行った。電車や汽車に夢中になりだした次男坊(1歳半)にぜひ本物を見せてやりたいと思い、首都圏から手近な秩父鉄道を選んだ。3歳の長男坊は、1年半前に秩父鉄道、1年前にJR上越線でSL乗車体験をしているので、SLは今回で3回目だ。次男坊はまだ列車に長時間乗るのは耐えられないので、秩父駅から終点の三峰口駅まで30分だけSLに乗ることにして、秩父までは車で行くことにした。ちなみにSL乗車には自由席でも整理券が必要だが、この予約は前日午後3時までに電話すればよい。我々はまさに前日に電話して予約した。
川崎の自宅を8時半に出発。午後に雨が降る予報だったからか、秩父までの道路は意外と空いていて2時間かからずに到着。SLの乗車時間(12:15)にはまだ早いため芝桜で有名な羊山公園に立ち寄った。丘一面の芝桜の見ごろは4月中旬で、この頃には駐車場も周辺道路も大混雑するようだが、今の時期はまだまだ空いている。第一駐車場の傍を西武鉄道が通っており、この線路脇の土手に登って子供達と見物。下りの普通列車が2本続いた後、10時25分頃に上りのレッドアローが通過したのを撮影して、芝桜の丘へ向かった。芝桜はチラホラ咲き始めているが、よく写真で見る赤・白・ピンクの絨毯のような光景には程遠い。子供達はパラパラ咲いている芝桜には全く興味を示さず、てんとう虫とかミミズを見て喜んでいた。パパやママが育った多摩地区では珍しくも何ともない里山の生き物だが、川崎では郊外でもなかなかお目にかかれないのが残念である。
11時半に羊山公園を後にして、秩父駅前の駐車場に車を停め、お弁当を食べて改札の時間を待った。12時前にSLの改札が始まりホームの先頭まで行って待機。12時08分に入線。唯一現役で走っているC58である。しだれ桜で有名な清雲寺の最寄駅―武州中川に臨時停車するそうで、「さくら」のヘッドマークをつけている。3歳にしてSL3乗目の長男坊はそれほどでもないが、本物の蒸気機関車を初めて目の当たりにした次男坊は「シッシッ、シッシッ、ポーー」と口をとんがらせて一人エキサイトしている。2号車に乗り込み12:15に秩父駅を出発。次男坊は、汽笛が鳴るたびに「ポーー」と口をとんがらせて可愛いが、カクンカクンと適度な揺れが心地いいのかすぐに眠りに落ちてしまった。
12:49に終点の三峰口に到着。SLはすぐに切り離され駅の先の方で整備している様子だ。このSLを回り込むようにして駅舎の反対側へ行くと、秩父鉄道の車両展示公園になっている。そしてそこには転車台があって、SLの前後を回転させるのを見物できる。パパは寝ている次男坊を背負って撮影場所をキープし、長男坊とママは展示してある電気機関車や貨車に次々乗ってSLが転車台に来るのを待った。13時半、汽笛を鳴らしてSLが転車台に向かってきたとき、おんぶの次男坊が絶妙のタイミングで目を覚ました。汽車が回転する様子を次男坊も一緒に見物できて良かった。三峰口から秩父への帰りは、SLより一本早い13:56の電車に乗った。秩父駅でお土産を買って駐車場に向かう頃合で、帰りのSLが秩父駅にやってくるはずだ。その段取どおり、14:35に秩父駅に到着・出発するSLを駅前駐車場から見送り、帰宅の途についた。帰りの関越道は雨が降り事故渋滞がひどく、かなり時間がかかってしまった。