2007年8月12日(日)、今回は長男坊とパパの2人で箱根へ小旅行に出かけた。次男坊は風邪気味のためママとお留守番である。長男坊には前日から「日曜日は久しぶりに電車に乗りに行こう」と期待を持たせていたので、近場ながら変化に富んだ箱根登山電車をターゲットにした。
とは言え、小さな子供を連れて箱根まで全て電車で通すのは厳しいので、自宅から小田原駅まで車で移動し、小田原から電車に乗ることにする。箱根登山電車の小田原~箱根湯本間は全線小田急が乗り入れているため、ホームも小田急と一体化している。小田原に着いたのが11時半頃だったので、まずはホームのベンチで電車を見ながらランチにした。ロマンスカーが次々やってくるだけでなく、JR東海道線のホームもよく見通せるため、長男坊には最高のピクニックだ。長男坊の大好きな「スーパービュー踊り子」にはお目にかかれなかったが、185系「踊り子」に遭遇して大満足の様子だった。
ランチを終え、写真撮影もそこそこにして、12時半に小田原を出発した。箱根湯本までは普通の小田急に乗り、それからいわゆる登山電車に乗り換える。短い区間だがスイッチバックが3回もあって、最高80パーミルの急坂をトコトコ登っていく。長男坊が喜ぶと思って最前部で抱っこして窓の外を見せていたが、最初のスイッチバックの辺りでコテッと眠ってしまった。2歳半にして17キロもある長男坊を抱っこしたまま、そこそこ混雑した車内で揺られること30分、終点近くでこの様子に気付いたインド人の一家がギュッと席を詰めて我々を座らせてくれ、ホッと一息つけた。他の日本人観光客たちは全く無視するか、ひどいのになると空いた席に座ろうとした私の前をスルッとすり抜けるようにして座ってしまうおっさんもいて、どうも客筋が良くないように感じられる。強羅駅に着いても長男坊は熟睡していたため、ホームのベンチに長男坊を横たわらせ文字通り「駅寝」をさせた。そして、30分ほどして昼寝から覚めた長男坊を抱きかかえ、大混雑のケーブルカーに突入。終点の早雲山に着いた頃はへとへとだったが、箱根らしい乾いた涼しい風に迎えられ元気を取り戻した。子供も完全に目を覚まし、小田原で買っておいた野菜ジュースを飲んでいきなりテンションが上がりだしたので、さらにロープウェイで大涌谷まで行くことにした。
箱根ロープウェイから望む大涌谷の景色は、子供の頃に素直に圧倒されて以来しっかり記憶に刻み込まれている。長男坊は今まで谷川岳のロープウェーに2回乗ったことがあり、あまり怖がることはないだろうと思っていたが、それでも大涌谷をまたぐ所に出たときには「ワッ!」と歓声を上げた。昨年の夏に箱根に来たとき芦ノ湖から車で大涌谷を訪れたが、やはりロープウェイで空をまたぐ感覚にはかなわない。大涌谷でロープウェイを降りて、すぐにまた早雲山に下るのに乗り込む。長男坊も復路では大分慣れたのか、眼下の景色を眺めながら饒舌にしゃべっている。
早雲山に戻ったのはもう3時を大分まわっていた。そこからまたケーブルカーに乗り、登山電車に乗り、3度のスイッチバックを経て箱根湯本まで、結構な時間がかかってしまった。帰りはずっと座って来れて良かったが、大観光地なだけに気ぜわしく、通勤電車に乗っているような雰囲気は否めない。小田原に帰り着いたのは夕方5時。乗り物に乗っているだけで特に観光らしいことは何もしていないが、一日がかりになってしまった。