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26. [二次性白血病] 移植前処置

2017年1月24日に骨髄移植を行うことが決まり、そこからの逆算で前処置、検査の日程が組まれていくが、第2ブロックの化学療法から少し間が空くため、「第2.5ブロック」的に検査が始まる前に2回だけキロサイド(Ara-C)を入れることになった。1月4日に再入院し、6日に骨髄穿刺と髄注、7日(土曜)の朝にキロサイド。腎機能・肝機能ほか身体の状態が良好なので、7日のキロサイド投与後に週末2泊の外泊を認めてもらった。これから長く厳しいものになるであろう移植治療を前に、自宅で好物ばかりたらふく食べて、9日(月曜)に病院に戻り2回目のキロサイド。その週は移植前の検査を一通り行った。10日にMRIと眼科、11日に造影剤を使用したCTと胸部X線、12日に心臓のエコーと心電図。主治医から長男に骨髄移植についての説明があり、担当看護師(プライマリー)からは無菌室での生活についてレクチャー。その間、キロサイドの影響で白血球が2,000前後で推移し、血小板も徐々に下がっていって前処置を始める19日に5万を切ったが、院内学級に通うことが出来たし、平穏な日々が続いた。

移植前処置は、ブスルファンとフルダラビンを移植の5日前から4日間投与する。ブスルファンは1日4回、6時間おきに2時間点滴。フルダラビンは1日1回30分点滴。骨髄移植がもたらす重大な障害の中で、性腺障害はこのブスルファンの大量投与によって起きる(全身への放射線照射でも起きるが長男は今回の処置では照射せず薬剤のみ)。この問題はいずれ本人への説明が必要だが、思春期に入りかけている微妙な時期なので、相応の年数を経てから先生と相談の上で告知をすることになろう。

長男の体調は非常に良く、19日(木曜)の朝10時からブスルファンの点滴が始まっても、時間の制約がある他は普段とあまり変わらない様子で過ごしていた。さすがにこの日からは、院内教室に行くことは出来ず、1日2コマのベッドサイド授業に。移植前日、23日(月曜)朝4時~6時のブスルファン点滴を最後に前処置が終了し、その午後に無菌室に移動した。

成育の無菌室は2室あり、今回入った方は8年前に最初のALLで入院したとき、大部屋が空いてなくて数日間暫定的に過ごした部屋で、親としてはいろいろな思いが湧き上がる場所だった。成育のような大病院でも、当時は今ほど骨髄移植の件数はなく、空いていることも多かったのだろう。小児がんの拠点病院となってから、年10件ほどだったのが約20件に倍増したらしく、稼働率ほぼ100%という状態らしい。無菌室の空きに合わせて骨髄移植のスケジュールを組んでいるのが実情だろう。そして経年劣化もあるようで、空調や、シャワーや、トイレや、あちこちの調子が悪く、今年なんとクラウドファンディングで無菌室の修繕・増床の寄付を募ってニュースになっていたくらい(もちろん我が家も祖父母も参加した)。

こうして治療開始から3ヶ月足らずで骨髄移植を迎えた。

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