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24. [二次性白血病] HLA検査、骨髄ドナー決定

化学療法と並行して、造血幹細胞移植の準備として移植方法を決める必要がある。HLAが適合する者、あるいは適合度が高い者が家族にいれば、スケジュールをコントロールしやすい家族から骨髄を移植するのが理想的だが、適合しない場合は骨髄バンクでのドナー選定や、臍帯血移植も検討することになる。そこでまず家族のHLA検査を行うわけだが、特に兄弟は4分の1の確率でHLAが完全一致し、その場合はドナーとして最適任者になるため、検査の前に親から兄弟(2歳年下の次男)に説明して、移植について合意を得ておくことを主治医から勧められた。そこで小学4年の次男に、「君と白血病」という本をめくって見せながら長男の病気のことをじっくり説明し、もし検査でHLAが一致したら移植に応じてくれるかを確認した。この病気は治療がうまくいかないとどうなるのか聞かれたので、率直に、治療できないと確実に亡くなると答えた。次男は泣きながら、自分も検査する、もし自分が一致したら移植すると答えてくれた。妻からは、次男は責任を感じる必要はないし、検査で一致してもやっぱり嫌だと思ったら止めてもいい、その場合は他の選択肢を探す、と話したが、考えが覆ることはなかった。

検査の結果は、次男がHLA完全一致、妻が4座8遺伝子型の内7つが一致、私は半分のハプロタイプ一致(つまり親子間で受け継いだ分しか一致していない)。

ちなみに、検査は病院を通じてHLA研究所という検査機関で行われ、HLA抗原とその遺伝子型(アリル)についてのレポートが得られる。そのレポートには患者(長男)と家族の適合性だけでなく、骨髄バンクのデータベースで適合者が何名いるか検索結果も記載されており、長男には比較的多くの適合者がいたことが分かった。

次男はこの結果を聞いて喜んだ。今まで何となく蚊帳の外という感じだったので、自分も関われるというのがうれしいようだ。それに、入院とは無縁だった次男にとって、移植のために学校を休んで入院できるのも楽しみらしい。。。

妻の適合度が高かったのも安心材料で、もし次男が移植の前にインフルエンザにかかったり大きなケガをした場合などに緊急登板できる。もちろん次男には普段以上に気を付けるようにしたが、小学生なので何が起きるか分からないため、妻も移植要員として心の準備はしておくことにした。妻は、万一ドナーを替わる事態になったときのために、貧血防止の鉄剤を処方してもらい毎日飲むことにした(ドナーの健康状態を調べる検査でヘモグロビン量が基準値を超えてないとドナーにはなれないため)。

次男の方は、12月13日にドナー検査、28日に移植の担当医師から説明を受けて、1回目の貯血(骨髄採取中に失われる血液を補うために事前に自己血を採って保管しておくためのもので、骨髄の採取量600ミリに対して、貯血は1回200ミリ×2回で計400ミリを予定)。骨髄の予定採取量は、多いに越したことはないが、長男と次男の体格差(2歳しか違わないが成長期なので違いは大きい)を踏まえて、長男の最低必要量と次男の身体的負担のバランスを取って決められた。

長男の化学療法が順調に推移していたため、翌年1月下旬の骨髄移植を想定してスケジュール調整を始めた。年が明けて2017年1月6日に次男2回目の貯血。その前々日に長男が再入院し、骨髄移植は1月24日に行うことが決まった。

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