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番外編: 急性リンパ性白血病(4) 染色体異常

話は前後するが、最初の骨髄穿刺から3週間ほど経った昨年12月20日頃、染色体・遺伝子検査の結果が出た。小児ALLの予後不良因子であるフィラデルフィア染色体(BCR-ABLキメラ遺伝子)とMLL遺伝子再構成を調べるのが最大の目的ということで、その結果いかんでは超高リスク群になるため、医師から話を聞くときは緊張した。結論から言えばそれらは陰性だったが、様々な転座や欠失を含む「複雑核型」で、ALLの予後に関しては「ニュートラル」という判定。ただし、染色体数が1本少ない45本で、それもAMLやMDSで予後不良とされるモノソミー7(7番染色体が一つしかない)だったのが気がかりである。主治医いわく「モノソミー7を心配されると思いますが、ALLとの関連に対してはっきりしたことが分かっていないので、現在の標準リスクでの治療を続けます」ということで、まあ気にかけても仕方ないと自分達を納得させる。

具体的には、染色体・遺伝子検査は次の3つの方法で行われた。

  • BCR-ABLキメラ遺伝子をターゲットにしたFISH法: 陰性
  • MLL遺伝子をターゲットにしたPCR法: 陰性
  • 一般的な染色体検査であるGバンド法: 分析した17の細胞のうち4つに、モノソミー7を含む複雑核型が見られた

白血病の様々な病型と遺伝子異常の関与、そもそもの病気のメカニズムなど、素人にはなかなか理解が難しい。「白血病の原因、発症機序、再発の予測など医学者の間でも分からないことだらけ」という医師の言説のレベル感からして、我々には雲をつかむような話である。難病とはそういうものなのかもしれないが、今や多くの子供達が再発せず「治った」とされるのも事実。将来の予見は難しいが、今後も冷静に向き合っていくしかないのだろう。

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