碓氷峠鉄道文化むら、池の平湿原、しなの鉄道
2007年8月15日(水)から17日(金)の2泊3日で、軽井沢方面へ「避暑」に出かけた。といっても、いわゆる軽井沢は最終日にちょっと寄ったくらいで、初日に「碓氷峠鉄道文化むら」、2日目に「池の平湿原」、とやや通好みの観光地を訪れたほかは、森の中の涼しい宿で多くの時間を過ごした。
初日の8月15日は7時半に川崎の自宅を出発。関越の事故渋滞で少々時間をロスしたものの概ね順調で、11時過ぎにJR横川駅に隣接する碓氷峠鉄道文化むらに到着した。朝から快晴で非常に暑い。入ってすぐの所にJRの整備用車庫がそのまま保存・公開されているのが印象的だ。その中に碓氷越え専用で使われてきた電気機関車EF63が数台と、古いアプト式のED42が展示されており、EF63には運転台に上ることができる。長男坊(2歳7ヶ月)は電気機関車を間近で見て「大きい大きい」と叫びながら、車庫内の蒸し暑さをものともせず、興奮気味に次々と運転台に上ってはレバーを触って運転士になりきっている。次に12時発のトロッコ列車に家族全員で乗り、旧信越本線の線路2.6キロを往復。途中に国指定重要文化財の丸山変電所があり、その前でもトロッコ列車は止まるが変電所の中には入れない。ランチは園内の売店で「峠の釜めし」を買い、冷房の効いた休憩スペースとして使われているお座敷列車(本来は展示用)の中に入って食べた。お座敷列車の目の前に緑色の蒸気機関車「グリーンブリーズ号」の乗り場があり、長男坊がこれに乗ることを前から楽しみにしていたので、昼食後に家族全員で乗る。園内1周800mは意外とあっけないが長男坊は大喜びだった。しかし次男坊(11ヶ月)はまだ全く関心を示さず。時刻はまだ2時だったが、とにかく暑くてたまらないので、屋外展示車両や資料館はまた次の機会にして、軽井沢の宿に向かって発つことにした。
今回2泊したペンション「晴れたらいいね」は、正確には軽井沢ではなく御代田町の浅間山麓にある。標高は軽井沢より少し高いくらいで、森林の中にあり、ちょうどこの旅行中に関東が連日37度を超える猛暑に見舞われていてもクーラーなしで何とかやっていける。子連れ向けのペンションで、離乳食・幼児食に対応し、食堂や風呂場にも配慮が行き届いている。我が家は少々値段の張るコテージに連泊したが、布団を4枚敷いてなお余りある広い部屋にキッチンや冷蔵庫も備えられ、非常に快適だった。また、屋外に小さな「ボールプール」があって、これがウチの子供達には大好評。日中は連れ回されるだけの次男坊にとっては、宿のほうが遊び甲斐があって楽しいようだ。夕食はボリュームがあり、食後は庭先で花火。テレビもDVDもない2晩だったが、子供達はとても楽しんで過ごしていた。
2日目は車坂峠を上って池の平湿原をハイキングした。小さな子供を連れて無理なくハイキング気分を味わうのに、高層湿原はちょうど良い。この日(8月16日)は熊谷と多治見で日本最高気温を記録したが、標高2,000mの高峰高原や池の平湿原では25度くらいだったろう。木陰に入ると涼しいが、日に当たるとヒリヒリするくらい日差しが強い。空は抜けるように青く澄んでいる。下界はいくらか霞んで見えるがそれでも佐久平がはっきり見渡せる。
お弁当など少し買い物をしてから出てきたため、車坂峠に着いたのは11時前。お盆期間中は環境保護のため、池の平へはシャトルバスでアクセスすることになっている。そのためスキー場の駐車場に車を停めてバスに乗る(往復1,000円もするが駐車料も込みと考えればそれほどでもない)。高峰高原を経由してダート道を15分走って到着。長男坊が眠ってしまったのでどうしようか迷ったが、湿原を散策するだけならベビーカーで動けそうなので、眠り込んだ長男坊をベビーカーに乗せ、次男坊はおんぶしてハイキングを始めた。ママは久しぶりの高山の雰囲気に感動している。湿原には木道が付けられており一周30分くらい。木道歩きの途中にある休憩スポットの辺りでちょうど長男坊が目を覚ましたので、木陰に座ってランチにした。湿原からでは黒斑山など外輪の山々に遮られて浅間山は望めないが、空がとても近く感じる。お昼を食べて元気を取り戻した長男坊は、たくさんの高山蝶が飛んでいるのを見て、両腕を蝶のように振って「バタフライ」と叫びながら残りの木道を歩き通した。そして来た道をゆっくり戻って宿に帰ったのが3時頃。おやつを食べたり、「ボールプール」で遊んだり、早めのお風呂に浸かったりして、宿でノンビリ過ごした。
3日目は早起きしてパッキングを早めに済ませ、9時に宿を発った。御代田駅から「しなの鉄道」に乗って軽井沢に行くためだが、9:30の電車を逃すと次は10:28まで時間が空いてしまうからだ。余裕を持って出たつもりが、駐車場が駅から200mほど離れた所にあって手間取ったこともあり、結局ギリギリになってしまった。車があるのになぜわざわざローカル線に乗って軽井沢に行くのか。この時期の軽井沢に車で出入りするとかえって渋滞で時間がかかるから、というのは後付けの理由で、単に長男坊を鉄道に乗せてやりたかったから軽井沢まで行く、というのが本当の目的だ。しかし9:30の軽井沢行きの車内は非常に混雑していて、ローカル線を堪能するという感じは全くなかった。でも長男坊にとっては「乗った」という事実が重要のようで、それなりに嬉しかったようだ。軽井沢では駅から近くて雰囲気も良さそうな雲場池を訪れ、池畔のレストラン「雲場亭」で早めのランチにした。しかし、屋外のテラス席でなく景色の良さそうな室内に席を取ったのが失敗で、落ち着いた雰囲気の室内ではやんちゃな子供連れには気苦労が多く、早々に退散。次男坊の離乳食は雲場池のベンチで食べさせることになった。子供達のことを考えるとカフェでお茶するような余裕もなく、そのまま駅まで歩いて帰ることに。帰りの電車では座ることができ、窓外の浅間山の景色を楽しむことができたが、電車に乗るのを楽しみしていた長男坊はぐっすり眠ってしまった。御代田駅からは車で帰るだけで旅は終り。2時前に出発し、佐久ICから上信越道に入り、関越の最後と首都高で渋滞につかまったくらいで6時過ぎには帰宅できた。
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